認知 症 一人暮らし 限界はどんなとき?

在宅・認知症
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「認知症の行方不明者が増加中」とニュースで伝えていました。

警視庁の発表によると、1年間で約1万7千の人が行方不明者として保護されているそうです。

 

認知症の方の一人暮らしは、訪問介護の利用者様でも何人かおられます。

訪問すると、インターホンを押しても出てこられない。

ヘルパー訪問の予定をよく忘れて、買い物に行ってしまいます。

こういう場合、サービス提供責任者に連絡して指示を受けます。

すぐに買い物から帰る場合は待つこともありますが、ほとんど当日キャンセルになることが多いです。

この記事を書いているのは

介護の仕事を始めて20年の介護福祉士スミレです。

有料老人ホームで10年間認知症の方の見守り、

訪問介護で10年、現在もホームヘルパーを続けています。

その経験から、介護に関して感じたことを投稿しています。

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認知症一人暮らし 高齢者の方の日常(事例)

週1回の訪問介護の利用者様ですが、服薬の管理、デイサービスへ行く準備、掃除などの予定。

毎日、買い物に行く習慣があり、同じものをたくさん買ってくる。
家族からの依頼で、ヘルパー訪問の時に冷蔵庫の中を点検。
賞味期限切れのものは処分する。

主婦の経験が抜けず、毎日たくさんのご飯を炊いてしまう。
夫、子どもが同居していたころの感覚で、「夕ご飯の用意をしなくては」と言われるが、子どもさんは独立し家庭を持っているし、夫は亡くなったばかり。いつも「具合が悪い」と布団に入って横になっている。その後、症状は悪化し、外へ出かけてしまい近所の人から通報。
施設に入所された。
家族がいないので、毎日、ヘルパーが午前、午後2回訪問。
3食の食事作り、掃除、入浴、服薬介助など生活全般をサポートしていました。訪問するといつもテレビの前
エアコンはすぐに消してしまうので、リモコンは隠してヘルパーが操作する。たまに外に出てしまって近所の人から連絡があったりします。ヘルパーが一日2回訪問して、サービス提供を10年間していたが、最後は間違えて洗剤を飲んでしまい、救急搬送。お亡くなりになった。

一日中、テレビの前にいるが、歩行状態は何とかできているので、トイレには自分で行っていた。

でも、認知症が進んでくると、トイレの位置がわからなくなり、玄関に排尿したり、キッチンに弄便してしまう。
その後、病気が進行して、寝たきりになり、施設に入所された。

いろんなケースがありますが、一人で住むことの限界は、ご本人の生命を守るために、施設に入所ということになります。

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認知症一人暮らしに生じやすい問題

・火の不始末
鍋を火にかけて忘れてしまったり、暖房器具の消し忘れ

・排泄のトラブル

・服薬管理ができない

・金銭管理がうまくできない

・外出時の事故・病気・行方不明になったりする

・ご近所トラブル

・被害妄想や物盗られ妄想

認知症の方の思い

認知症は、何もかもわからなくなるわけではありません。

認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。

アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症です。次いで多い血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によっておきる認知症です。
http://認知症|こころの病気を知る|メンタルヘルス – 厚生労働省

 

認知症ご本人はこのように思っています。

娘が、「お母さん、馬鹿になった」とすぐに言うのよ。
何も言えないわ。

と、寂しい気持ちを言われていました。

頭の中がもやもやして、自分が自分でなくなるみたい!
怖い!

どうしたらいいのか?

物忘れが多くなっても、感情は残っていますので「ご本人の思いを尊重すること」が大事だと思います。

そのうえで、安全のためにあらゆる対策をとり、様々なサービスや地域の見守りをお願いしても24時間完全に見守ることは難しい問題です。

「ご本人の意思」に耳を傾け、これからどのようにしていくか一緒に決めていくことが必要なことです。