訪問介護の家事援助で調理がありますね。
ベテラン主婦なら毎日調理しているので、大丈夫だと思いますが、
でも、自宅で家族のための調理するより、利用者様宅で好みの料理を作るのは
また、ちょっと違います。
まず、利用者様がどんなものを食べたいのか、栄養バランス、経済的にも予算内で
限られた時間内で、作らなければなりませんね。
訪問介護の調理は、特別に手の込んだ料理は作る時間もありません。
普通の家庭のお惣菜でいいのですが、
調理があまり得意ではないというヘルパーさんもいます。
でも次の6つを作れれば何とかなります。
訪問介護 調理 6つの料理
訪問介護 調理は利用者様分だけですから、一人分ですね。
同居家族の分まで作ることはできません。
一人分でも夕食分と朝食分の味噌汁など2回分をつくることもあります。
利用者様宅の冷蔵庫などから、ある材料を選び、何を作るか考えます。
材料は一人分で用意しましょう。
①味噌汁とご飯
<味噌汁>
水:約1カップ(200ml)ですが蒸発する分をみて、お椀多めに一杯
顆粒だし:小さじ1/2杯
味噌:基本大さじ1ですが、薄味にする場合は大さじ1/2強くらい
※2杯分だと倍量ですね。
野菜2~3種類+油揚げ、または卵
お味噌は出身地で好みが変わります。
信州みそが使い慣れている人や、赤だし味噌でなければ食べないという人もいます。好みを確認しましょう。
<ご飯>
電気釜で普通に炊ければ、コメをとぎ、タイマーで予約すればいいですが、利用者様の体調によってはお粥を炊く場合もあります。
訪問したとき体調をうかがってから準備します。
②おひたし
ほうれん草、小松菜など野菜を茹でて、めんつゆ、おかかなどかけます。
キャベツを良く茹でてお浸しにしました。
高齢者は義歯の方も多く、茹で野菜の茹で方が少ないと嚙み切れないことがあります。柔らかく茹でましょう。
③煮物
肉じゃが、ナスの煮物、カブの煮物、大根の煮物、カボチャ、里芋の煮っころがしなど
玉ねぎと肉のすき焼き風
肉豆腐
④卵料理
卵焼き、茶わん蒸し、オムレツなど
⑤焼魚、煮魚
塩サバ、鮭、カレイなど
⑥肉料理
肉は柔らかい鶏肉、豚バラ肉、しゃぶしゃぶ肉など食べやすいですね。
大根やニンジンはピューラーで薄くスライスすると食べやすいです。
このようなレパートリーから、訪問した日の利用者様の体調など考えて、一汁三菜を作ります。
高齢者は食事の量も少ないことが多いので、食べられなくて捨てることが多くならないよう作りすぎないようにします。
義歯の方も多いので柔らかく噛みやすいことを心がけましょう。
私は、初めての利用者様の場合は、会話をしながら、どんな味付けがいいか聞きながら、途中で味見をしていただいています。
味付けの基本の割合は
材料の量にもよりますが、一人分だと、
醤油大さじ1/2 :みりん、または砂糖大さじ1/2:料理酒大さじ1/2
標準的な味ですが、甘いのがお好きな方は、みりんを増やしてください。
みりんや料理酒がないお宅もありますので、醤油と砂糖で味付けするしかないですね。
辛くなりすぎないように気をつけてください。
野菜の煮物を作るときー---だし10:醤油1:みりん1:酒1
煮魚を作るときー----水5:醤油1:みりん1:酒1
訪問介護 調理
調理は、通常、
ご飯、味噌汁と、主菜、副菜ですが、
夕食と翌日の朝食を作る場合もあります。
夕食の分は出来立てを提供し、翌日の朝食の分はお盆に乗せて冷蔵庫に入れます。
調理 献立のヒント
家庭のよって千差万別です。なるべく希望に沿うようにしていますが、限られた時間内で難しい場合もあります。


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