訪問介護で担当のお宅へ伺うと、介護疲れのストレスが溜まっている家族の方もいます。
突然の介護が始まって、毎日、必死で慣れないオムツ交換など夫の世話をしている奥さん。
ヘルパーが、朝と夕方訪問してオムツ交換などしていますが、それ以外の時間は奥さんしか対応できないので、頑張っておられますが、疲れが溜まっているようです。
奥さんとお話をしていると
「ショートスティを進められても、夫が泣いて行きたくないというので、ずっと私は休むことができないのです。」
「ストレスが溜まるとお風呂場で、誰にも聞かれない様にして、大きな声を出してしまいます」
本当に、どうしようもない気持ちに襲われるようです。毎日、毎日介護している人にしかわからない辛さですね。
このような状況の方に具体的にどんな言葉をかけたら、気持ちが軽くなるのでしょう。
一言、励ますつもりで言った言葉が、かえって嫌な気持ちにさせることもあります。
また、どんな言葉が精神的な苦痛になるのでしょう。
言葉によって、前向きの気持ちになりますが、逆に、使い方を間違えると人を傷つけることがあります。
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介護者の言われたくない言葉

「出口のないトンネルはない」「明けない夜はない」

そんなことはわかっているけど、先の見えない「今」が辛い

あなたの身体を1番大切にしなきゃ!

そうしたいけど替わってくれる人がいないから、できない!

親を一生懸命介護したらきっとその後いいことあるよ

いかにも慰めっぽくて、かえって虚しいキモチになります

3回同じことを質問されたら3回とも優しく答えてあげなさい

3回なら誰だって優しく答えてあげられます
何十回と同じ話をされると、介護者は負担に感じます
ケアマネから言われたのは

「誰もが通る道よ」「どの家にも大変なことはあるのよ、あなただけじゃない」
「お宅だけが大変じゃないんだよ、もっと大変な人だっているんだよ」

辛いと感じることさえ、とがめられているようで、辛さ倍増です