訪問介護では、利用者様が体調を崩したら、すぐに対応しなければなりません。
顔色悪く、嘔吐。(認知症の方の事故)
T様宅には、一日2回、ヘルパーが訪問していますが、夕方、訪問した時に、異常な状態でした。
認知症の利用者様ですが、顔色が悪く、食欲ないので、調べてみると、間違って洗剤を飲んでしまった様子なんです。
その後、嘔吐したので、救急車を要請し、会社にも連絡、社員も駆けつけて、病院へ搬送。
搬送中に2回嘔吐、意識なくなり、ICUにて気管挿管。
その後、状態が分からなかったのですが、翌日、会社から「死去された」と連絡あったのです。
15年間、毎日、朝と夕方、ヘルパーが交代で訪問し、食事、洗濯、掃除、入浴介助をして、認知症でも一人で平穏な生活が、できていました。
認知症は症状が進むと、今までの生活習慣が分からなくなってしまいます。
トイレの場所が分からない。
ご飯の食べ方がわからない。
リハビリパンツの中の、汚れたパットが、冷蔵庫の中に入っていたこともありました。
15年も過ぎて、認知症がかなり進んでしまったようです。
あっけなく亡くなられてしまうとは、本当に残念なことでした。
「ろれつが回らない」という症状
朝、S様宅へ向かう準備をしているとき、社長から連絡がありました。
ケアマネから、「S様がろれつが回らない。心配なので、ヘルパーが訪問した時、様子を教えてください」と連絡ありましたので、よろしくお願いします。
「ろれつが回らない」ということは、脳梗塞?!
重大な病気をかかえて(動脈瘤)、手術を待っている方なので、何かあったのか?
訪問したら倒れているんじゃないか?
などと、心配しながら、車で30分の道のりを走りました。
S様宅につくと、いつもと変わらない状態です。
会社から、体調が悪いのではないかと連絡がありましたが、大丈夫ですか?
大丈夫だよ。
あー、朝、入れ歯を入れる前に電話があったから、モゴモゴして話にくかったんだ(笑い)
と、いうことでみんな安心しました。
今回は、何事もなくてよかったのですが、いざという時の対応を念頭に入れておかなければなりません。
訪問先で起こりうる 緊急対応が必要な場合
訪問時、転倒、発熱、意識障害などという急変状態に出会うことがあります。
いざ緊急事態が発生したときの連絡先、連絡体制を確認しておきましょう。
・利用者ごとにどこへ連絡するか決められています。「家族、かかりつけ医の連絡先」
・事業所への連絡手順・サービス提供責任者へ連絡
・119番通報の仕方
利用者様の状態が、救急車を要請する緊急性のレベルであれば、119番通報します。
<即救急車を呼ぶべき症状>
詳しくはこの本にあります。↓↓↓PR
緊急時の対応 まとめ
あってはならないことですが、利用者様に異変が生じた際、パニックに陥ることなく、素早く適切に行動できるように日頃から訓練やイメージを繰り返すことが重要になります。
引用:https://e-equal.jp/13724/
コメント