認知症初期の利用者様ですが、
訪問介護で毎日、ヘルパーが入っているのに、なかなか入浴できません。
以前、5月に入浴できたときはコチラ
訪問介護 認知 症 入浴 拒否 /お風呂になかなか入れない人がやっと入れた!
認知 症 入浴 拒否
「お風呂に入りましょう」といってもなかなか入れなかった人は、入れない理由があったのです。
認知症を患っていると、入浴したことも忘れてしまうので、同じことの繰り返しですね。
暑い8月、4週間ぶりに入浴に成功!
A様は、ご主人が亡くなってから半年、
新しい生活にも慣れてきたようですが、毎日、テレビ前に布団を敷いて横になっています。
すぐに「具合悪い」「お風呂なんか入れない」と言う日々です。
4~5人のヘルパーが毎日、交代で訪問。
私は、週1回くらい入るかどうかぐらいの割合です。
ヘルパーが入るのは、生活3(家事援助)が5日
身体1生活1(入浴+家事援助)は1日だけなので、
その曜日にA様が「具合悪い。お風呂に入りたくない」と言われて、ヘルパーが引き下がってしまうと、お風呂に入れない日が続くのです。
8月末のある日、訪問すると、
家族の方がたまりかねて、大きなメモ書きがありました。
ヘルパーさんへ
シャワーでもいいので、入れてください
A様に「シャワーでさっぱりしましょうか?」と言うと
その日は涼しい日でしたので、A様は「シャワーじゃ、寒い。お風呂がいい」と言われたのです。
A様の気分は入浴モード
ちょっと「具合悪い」とは言われていましたが、「血圧、体温、ともに正常だから大丈夫」と言って入浴しました。
背中を流し、長い白髪の髪をシャンプーし、あとはご本人に任せました。
A様はゆっくり湯船につかり、気持ちよく入浴終了。
記録を見ると、前回の入浴から4週間目でした。
真夏の猛暑が続いたのに、気持ち悪かったでしょうね。
ヘルパーが帰るときは「ありがとね~」と玄関まで見送ってくれたのです。
諦めずに、何とか入浴してもらおうと、工夫することが大事だと思いました。