訪問介護で市内を回っていると、今まで訪問していた利用者宅の空き家が目につきます。一人暮らしを続けていた人が入院したり施設に入ると、雨戸は 閉まったまま、住む人がいなくなると、家はやがて朽ちていきます。
親が住まなくなった家をどうするか？悩みのタネになりますね。【実家 売却】売却しようと思って条件が良い便利な場所なら、すぐに売れて解決しますが、建て直しができなかったり、訳あり物件で、業者から断られたりすると、どうしていいか困りますよね。
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訪問介護の限界
「住み慣れた自宅で最後まで住み続けたい」という願いは誰しも持っていますが、体調を崩したり、骨折したりして自宅で一人では生活出来なくなると限界になります。
先日も、1人暮らしで、ヘルパーが毎日入って介護していたある利用者さまが、ベットから落ちて起き上がれず一晩中そのままで、朝ヘルパーが入って発見。ということがありました。
この様になると、ケアマネジャーは「もう、施設に入らないと無理」と判断し、家族と相談して入所可能な施設に手続きをしました。
親の家があっても、子どもはそれぞれ独立していて、既にマイホームをもっていたり、不便な場所にある親の家には住めないという場合、空き家になりますね。
施設 に入っ た親の家を片付けるには？
長年住んでいた実家は、まず物の処分から始まります。大量の物から、いるものといらないものの分別、捨てるものの分別・・・大変な作業です。
分別ごみは市の処分場に何回も持ち込みしますが、それができない時は業者にお願いするしかないですね。
友人の体験ですが、叔父さん二人・叔母さんが次々に亡くなり、それぞれ子どもがいないので、姪である友人が全部対処したそうです。ご主人と二人で何回も市の処分場にゴミを運び込んで・・。
でも、その後、ご主人が癌で急死され、今度は不要処分は業者に頼んだそうです。ご主人が大切にしていたものは、まだ残してあるそうですが。
少子化で、後を継ぐ子どもがいないと残された人の負担が大きいですね。
友人も子ども一人なので、もし自分が亡くなったら、江戸時代から繋がりのあるお寺の墓地の管理など、全て娘さんの負担になると心配していました。
「限界ニュータウン」と言われる分譲地に家があると・・・
高度経済成長期に、都会でマイホームが手に入らないような価格になって千葉県の郊外、交通不便な農村エリアに、小規模な住宅分譲地が乱開発されました。
それが30年、40年過ぎると、苦労してマイホームを購入した世代が高齢化して、その子ども世代は「不便な場所だから住みたくない」と都会に家を建ててしまって、親が購入した家に住む人がいなくなります。
そうなると、この空き家をどうするか？という問題になります。空き家を相続しても固定資産税と都市計画税の2つの税金、家のメンテナンス。お金がかかりますね。
それでは【実家 売却】ということになりますが、交通便利で土地の評価価格が良い地域なら問題なく売却もスムーズに進みますが、不便な場所で価格も低すぎれば売れなくて困ったということになりかねません。
施設 に入っ た 親 の 家を 売却するには？
団塊の世代が75歳以上となる2025年が間もなくですが、介護をきっかけとして親を引取って同居したり、親が老人ホームへ入居したりして、親が住んでいた家は空き家になってしまうことが珍しくなくなりました。
空き家のままにしておくと、防犯上の心配、税金など心配なので、家を売りたいと思いますよね。【実家 売却】が上手くいけば、介護費用や医療費も捻出できたらいいですね。
【実家 売却】するには２つのケースがあります。
・親から委任状をもらって売る方法
・認知症になってしまった本人の代わりに売る方法
家を売る方法
仲介不動産会社に買主を探してもらう
・仲介で家を売る場合、売却価格の3~5%の費用がかかります。
・買主が見つかるまで時間がかかります。
買取不動産会社が家を買い取る
・仲介手数料やリフォーム費用などを支払う必要がないため、費用をかけずに家を売ることができます。
高値での買取になるか、買い叩かれるか？
大きな金額が動きますから、どんな額になるか大きな違いがありますね。相談する業者次第で変わってきます。
仲介の場合にかかるのは、物件売買価格(税込)の３％＋６万円の手数料があります。買主が見つかるまで時間がかかる場合があります。
家を早く売りたい方におすすめなのは「買取」です。「買取」で家を売ると仲介手数料やリフォーム費用などを支払う必要がないため、費用をかけずに早く買取成立します。
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