超高齢社会で、人手不足が深刻な介護業界
このため、定年制のある事業所や介護施設などでは、再雇用や嘱託といった方法で雇用を延長しています。
派遣やアルバイト、パートという定年がない働き方なら、介護士は何歳になっても心身が健康であれば、働き続けることが可能です。
介護の仕事は、ある程度年齢を重ねていても転職しやすいのです。
定年退職後の第二ステージとして介護業界を選ぶ方は、介護職員初任者研修を受けることをお勧めします。
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働きながら資格を取るには
シニア世代が実際に介護職に進む上での賛否両論
60代、70代でも介護職として活躍している人が増えていますが、賛否両論を調べてみました。
シニア世代の介護職員への心配
介護職というと私のイメージですが体力を使う仕事、実際問題70代になっても仕事をするというのは無理のある話のように思いますが?
71歳のお荷物ヘルパーが、ウチの施設にもいます。
入職し3ヶ月以上経つのに仕事覚えない上に、キツい仕事や厳しい利用者さんはスルーするし、全く使えない。
おまけに利用者さんを見守不足で骨折事故まで起こすし。
利用者さんとその高齢ヘルパーと両方「見守り」しないとならないし…
シニア世代で活躍している人たち
66歳からヘルパーとして経験2年になります。
初めはパートでしたが 今は正社員として定期的に夕方17時より明け方10時迄の夜勤も一人勤務でこなしてもいます。
仕事はおむつ交換やお風呂及び食事介助など かなりハードですが遣り甲斐もあります。
今は介護福祉士を目指して 勉強中です(^^♪
休みは大型バイクでツーリングで日頃のストレス解消を 楽しんでいます。
75歳迄は今の仕事を続けて行きたいですね。
うちの施設では72歳の正社員介護士がいますけど、とてもパワフルで利用者の扱いも上手くレクも意欲的に行ってくれていますよ。
学ぶべき姿勢も多くあり良い人材だと思っています。
私、69才で介護職として働いてます。
経験は15年以上です。
今は、週2~3日のパートです。
お荷物と言われないよう必死です。
働いた経験から、若い人でも同じこと何度も聞いたり、二人介助して支えきれない人も見てきました。
私の友人でレクが得意な人も何人かいます。
私より年上です。
ただ私も悩んでいます。
少しでも、役に立つなら、もう少しやりたいと思います。
60代、70代でも介護職は賛否両論ありますが、確かに体力がものをいう仕事ではあります。でも、年齢に関係なく60歳代でも体力もあり働く意欲があれば問題ありません。
介護職として活躍できるのは、年齢でなく、その人によると思います。
一人ひとりの個人差、個人によって体力、能力、モチベーションには大きな差があります。
特にシニアが働きやすいのは、訪問ヘルパーが向いていると思います。
70代の方は、まずは登録ヘルパーとして、週に数回勤務し、家事支援を中心ご自身の体力と相談しながら仕事をしてみると自信も持てます。
今や70代のホームヘルパーも珍しくなく、中には86歳のホームヘルパーもいらっしゃいます。
また、男性で送迎を専門的にしている60歳代の方もいらっしゃいます
訪問介護員の年齢は?
公益財団法人介護労働安定センターによると
平成 30 年度 「介護労働実態調査」の結果
全介護労働者の 1 割は 65 歳以上(事業所調査)
65 歳以上の介護労働者の割合は 12.2%で全体の 1 割を超え、
60 歳以上では 21.6%と全体の 2 割を超えている。
進行する高齢化に対応するため、日本では政府主導で高齢化への対策が行われていますので、訪問介護の仕事も、体力が続けば、60代でも活躍できるのです。
高齢社会対策としては基本的な枠組みを作り、就業・所得、健康・福祉、学習・社会参加、生活環境、研究開発・国際社会への貢献などの分野に分けて取り組んでいる
全世代の人々が高齢社会での役割を担いながら、積極的に参画する社会を構築するための施策の推進を目指している
(出典:内務省「令和元年版高齢社会白書」2019)
介護の資格があれば、仕事を探しやすい!
介護職員初任者研修・・・初任者研修がなければ身体介護が行えないため、介護業界では非常に重要です。
介護福祉士実務者研修・・・介護業界の中堅が受ける研修です。
介護福祉士・・・介護分野で唯一の国家資格です。
♦受験資格
・介護福祉士実務者研修の修了者
・介護の実務経験が3年(1,095日)以上、540日以上あること
<実務経験ルート>
介護現場での実務経験が3年以上あり、介護福祉士実務者研修を修了してから介護福祉士の国家試験を受験します。
このほか短期大学や専門学校などで介護福祉士の過程がある養成施設を修了し、介護福祉士の国家試験を受験するコースもあります。