家族を介護するために仕事を辞めるという「介護 離職」
今後、団塊の世代が高齢化になるため、その傾向は続くことが見込まれています。
介護する人は、40代、50代、60代、働き盛りの世代、本人にとっても企業にとっても「介護 離職」は大きな損失になります。
介護 離職するか?仕事と介護の両立できるか?!悩む人は40代後半から一気に急増しています。さらに少子化のため一人で複数人介護している人も!
突然、家族の介護が必要になったとき 介護 離職した
高齢により病気やケガによる原因で、突然に、思ってもみなかった介護が必要になることがあります。
介護の現実は厳しいですが、厚生労働省の雇用動向調査によると、2020年に離職した人は約727.2万人で、
そのうち「介護・看護」を理由で離職した人は約7.1万人ということです。
介護離職してから後に、再就職できた人は介護離職者全体の3割程度ということです。
仕事と介護を両立中のビジネスケアラー
ヤングケアラーが問題になっていますが、働き盛りの世代も家族の介護で悩んでいる人が増えているそうです。
少子化で、働き盛りの世代が親、義理の親など何人も見なければならないことがおきています。
全国の従業員500人以上の企業従業員3万878人を対象に調査をしたところ、仕事と介護の両立に差し迫って向き合う人は、
「40代後半~50代後半で一気に急増」する傾向。
複数人同時に介護しなければならない状況も確実に増えているといいます。
出典:https://news.yahoo.co.jp/
介護と仕事の両立できるか?
厚生労働省も介護離職を防ぐために、「介護離職ゼロ」を掲げ
家族の介護を抱えている労働者が、仕事と介護を両立できる社会の実現を目指して支援策を推進しています。
介護離職をしないために「家族介護者のための支援制度」
(1)介護休業
(2)介護休業給付金
(3)その他の制度
介護休暇、勤務時間の短縮等の措置、法定時間外労働の制限、深夜業の制限
国も介護離職ゼロを目標に掲げ、介護休業制度など様々な制度を整備しているので、これらを積極的に活用しましょう。
また、会社の制度などを確認して備えておくことが重要です。
介護 離職者の再就職
介護が終わって再就職しようと思ったとき、再就職状況は、
40代が53%、50代が38%、60代が18%で、年齢が上がるほど再就職が難しくなります。
離職期間が長引くと、正社員に復帰するのは難しく、非正規社員になることが多いです。
家族の介護と両立できる仕事は?
再就職を探す場合、今までの仕事に戻れる人は限られます。
家族の介護が終わって、これからの仕事は介護職がおススメです。
その理由は
①今までの経験を生かし、介護技術を学んで専門職になれる。
②就職するにあたって健康であれば、長く働ける。
正直、親族に押し付けられたかたちです。
仕事と両立出来ない、と言いましたが、結局
父を4年介護し、現在も母を介護しています。
介護 離職して、介護に専念しているから、母の食事などにも
手をかけられます。
節約すれば、母娘2人年金で暮らせます。
自分の物は、自分の貯蓄で購入しています。
もちろん、介護が終われば仕事するつもりです