最近 物忘れ が ひどい!物忘れ 外来へ行ったほうがいいの?

介護の仕事
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訪問先の利用者様から

「最近、 物忘れ が ひどいので、認知症になるのかしら?と心配!」

また、近所の、何人かの80代くらいの方から
「物忘れがひどくなったんだけど、認知症になるのかしら?」と心配されている声をよく聞かれます。

また、遠距離介護をしている娘さんからも
「認知症ではないと思いますが、最近、忘れっぽいんです。」

「訪問介護で入ったときに、冷蔵庫の中を点検して、賞味期限切れや悪くなっている野菜がないか点検してください」と依頼されます。

買い物に行って、同じものばかり何回も買ってきて、

冷蔵庫の中をみると、カット野菜の袋が5つ。ハムも多量。

ご本人は「どうしてこんなに買ってきちゃうのかしら?主人の食事の用意していたときは、野菜サラダやハムを出していたけど、私は食べないのよね。」

ご主人は半年前に亡くなられたのですが、今までの習慣で買い物してしまうようでした。

この記事を書いているのは

介護の仕事を始めて20年の介護福祉士スミレです。

有料老人ホームで10年間認知症の方の見守り、

訪問介護で10年、現在もホームヘルパーを続けています。

その経験から、介護に関して感じたことを投稿しています。

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認知症の心配は?認知症予備軍(MCI)(軽度の認知障害)とは?

高齢になると認知症を心配する人が増えますね。

ここでは、認知症とその前の段階の、認知症予備軍(MCI)(軽度の認知障害)について調べました。

認知症予備軍(MCI)は、認知症ではないけれど、健康な状態でもない。

認知症と健康な状態と中間のような状態です。

厚生労働省ではMCIを以下のように定義しています。

軽度認知障害(MCI)について

• 正常と認知症の中間の状態。

• 物忘れはあるが、日常生活に支障がない。

• 年間10~30%が認知症に進行する。
(正常な方からは年1~2%が認知症発症)

• 一方、正常なレベルに回復する人もいる。
(5年後に38.5%が正常化したという報告あり)

• 認知症治療薬の効果はないとする研究が多い

引用:厚生労働省老健局

認知症ではなく、認知症予備軍(MCI)(軽度の認知障害)かもしれないということもあります。

「認知症かもしれないけど、どこで検査してもらえばいいかわからない」と高齢者やその家族が悩んでいるようです。

そのようなときは、まず「物忘れ外来」へ行きましょう。

「物忘れ外来」とは?

「物忘れ外来」は主に大きな総合病院に併設されており、神経内科や精神科の医師が担当することが多いです。

「物忘れ外来」とは、

・老化に伴う正常な「物忘れ」と

・「認知症」を区別し、

認知症を早期発見・治療するための外来です。

認知症予備軍(MCI)(軽度の認知障害)は治療できるの?

認知症予備軍(MCI)(軽度の認知障害)になったからと言って必ずしも認知症になるとは限りません。

MCIから認知症へ進行する人の割合は1年に5%~15%/年程度と言われているそうです。

認知症予備軍(MCI)は、認知機能低下に対処することで、症状の進行をとめたり、健常な状態に戻るケースもあるのです。

認知症を予防するは、MCIの段階で対応が必要!

<MCIの心配がある場合>

・記憶力の低下など認知機能が低下してきたと自分で感じる。

・日常生活では、身の回りことは自分でできる。

・認知機能の低下はあるが、認知症と診断される状態ではない。

MCIを放置すると、認知機能はどんどん低下して認知症へ進行する人も増えてきます。

MCIの状態であれば、完治や認知症の予防が可能なので、物忘れなど気になることが出てきたら、まず、医師に相談して早めに治療を始めましょう。

認知症を予防するためには、生活習慣の見直しから!

・食習慣を見直し

・定期的な運動習慣

・十分な睡眠をとる

これらで脳の状態を良好に保つことに、努力をしましょう。

さらに

・積極的に社交の場でコミュニケーションをとる。

・頭を使って行動することを心がける。

このようにして、認知機能の改善や維持をしていきましょう。