訪問介護ではヘルパーのリーダー役の「サービス提供責任者」という仕事があります。
訪問介護でヘルパーの仕事をしている方が、キャリアアップを考えて目指していることも多いと思います。
サービス提供責任者は、資格の名称ではなく、介護福祉士などの資格を持った人がなれる役職名を指しています。
サービス提供責任者とは?仕事内容は?
●サービス提供責任者は、訪問介護サービスをするために、ケアマネとヘルパーとの連絡・調整をする役目です。
●介護プランをケアマネージャーが立て、サービス提供責任者が訪問介護サービスの計画を立てたり、ヘルパーへの指示・指導を行います。
ヘルパーのリーダー役ですね。
●事業所にもよりますが、サービス提供責任者からヘルパーへの指示や連絡は、電話、メール、LINEなどで行っています。
また、ヘルパーが訪問した時、利用者様の異変があったら、すぐにサービス提供責任者へ連絡します。
●月末・月初の利用実績を集計、確認する作業もあります。
●利用者の家族とコミュニケーションを図り、介護サービスの説明や同意を得ることも行います。
●さらに、ヘルパーが体調不良などで急に休むことになったら、サービス提供責任者が訪問介護サービスを提供することもあります。
サービス 提供 責任 者 に なるには?
サービス提供責任者として働きたい場合には、
介護福祉士、介護福祉士実務者研修、介護職員基礎研修、ホームヘルパー1級のいずれかの資格を取得する。(2018年にサービス責任者提供責任の要件は変わりました。)
直近3ヶ月の利用者数でサービス提供責任者の必要人数
40人以下 常勤1人以上
41人~80人 常勤2人以上
81人~120人 常勤3人以上
となっています。
サービス提供責任者は、指定訪問介護事業所で「利用者数が40人に対して1人以上」必要なので、介護サービスを提供する上で、欠かすことができない重要な存在です。
サービス提供責任者に向いている人は?
仕事内容は多岐にわたっていますので
●臨機応変に対応できる
●話しをじっくり聞ける
●コミュニケーション能力が高い
サービス提供責任者が話しやすい人だと細かいことでも、相談したり、連絡できるので、ヘルパーにとって働きやすい訪問介護事業所になります。
やはり、サービス提供責任者は人柄がよく穏やかな人だと訪問介護サービスがスムーズに提供できます。
指定訪問介護事業所で正社員になったら、サービス提供責任者としてやりがいある仕事をしてください。
サービス提供責任者の仕事が大変なことはどんなこと?
サービス提供責任者になると大変じゃないの?
連絡することがたくさんあって、電話ばかりしていると、自分の仕事ができない。
どうしても電話連絡が必要な場合は電話しますが、
メール、LINEでできることもあります。
一番大変だったのは、月末・月初の利用実績を集計、確認する作業です。
「利用者数が40人に対して1人以上」なので、サービス提供責任者が複数在籍している場合、手分けすることもできます。
私より介護の経験が長いヘルパーに「訪問介護計画書をよく確認してサービスを提供してほしい」といったお願いしても、「大丈夫。わかっているから」と
聞いてもらえなかった。コミュニケーション取ることが難しい。
ヘルパーミーティングなど他の機会でもコミュニケーションを取って、信頼関係を築きましょう。
サービス提供責任者の仕事のやりがいは?
ホームヘルパーさんから「気になったことは何でもサービス提供責任者のAさんに相談できるので助かります」という言葉をかけてもらうことや、
ご利用者様から「いつもホームヘルパーさんに良くしてもらっています。」
という言葉があることで、日々大変な業務の中でも、やりがいを感じて働いています。
サービス提供責任者の給与は?
サービス提供責任者の給与を調べてみると、月額20~37万円で求人募集がされています。
この月給は、基本給 15~20万円と、職務手当 1~9万円、資格手当5,000~1万円、処遇改善手当1~8万円が合算されたものです。
サービス提供責任者は常勤でなければならないので、アルバイトやパートのお仕事はありません。
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