介護の仕事を施設で探そうと思うと、施設って色々ありますよね。
・特別養護老人ホーム(特養)・・要介護3以上の高齢者が入所する公的施設
・介護老人保健施設(老健)・・リハビリを受けて自宅復帰を目指す
・サービス付き高齢者住宅(サ高住)
・有料 老人 ホーム・・・民間企業が運営する
このように、さまざまな種類があり、どのような対応を求められるのかは異なります。
有料 老人 ホームでの仕事はどうなんだろうと思う方に参考になれば!
有料 老人 ホームについて
介護施設で、最も多いのは有料老人ホーム。その数は15,134 施設です。
(令和元年10月1 日現在)
有料老人ホームのなかでも、次の3つがありますので、仕事の内容も違います。
・介護付き有料老人ホーム・・「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた介護施設。
食事や入浴などの介助や生活支援サービス
・住宅型有料老人ホーム・・自立~軽度の要介護状態の方まで
・健康型有料老人ホーム・・自立の方を対象
有料老人ホームでの仕事内容は?
有料老人ホームで働くときの主な仕事内容は、基本的に食事介助、身体介護、入浴介助です。
そのほか、洗濯や掃除などの生活支援、健康管理や見守り、買い物の代行など。
介護付き有料老人ホーム
「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた介護施設の介護付き有料老人ホームでは
食事や入浴などの介助や生活支援サービスを職員が提供します。
介護設備や介護の人員体制も充実していて、介護度が高い方も手厚い介護が受けられます。
要介護者を専門に受け入れる「介護専門型」と自立の方も入居できる「混合型」があります。
住宅型有料老人ホーム
自立している方から軽度の要介護状態の方までが入居できます。
介護サービスの提供はなく、職員の主な仕事は、見守りや生活相談、生活支援などです。
入居者様が介護サービスを受けたいときは、個別に外部の訪問介護サービスなどと契約し、利用します。
健康型有料老人ホーム
自立の方を対象としていて、スポーツジムや温浴施設など生活を楽しむための施設が充実しています。
ただ、要介護状態になると退去しなければなりません。
有料老人ホームで10年働いた感想
私が、働いていた有料老人ホームは、介護付き有料老人ホームでした。
その中でも、認知症の初期の状態の方を見守る仕事でした。
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有料老人ホームならではの特色は?
有料老人ホームは民間企業が運営しますので、特に、介護サービスだけでなく、
丁寧な言葉遣いや立ち居振る舞いといった接遇面でも高いレベルが要求されます。
私が勤務していた施設も接遇マナーは力を入れていました。
200名の入居者様のフルネームを暗記して、テストが年に何回かありました。
なぜ、フルネームを覚えるかというと、入居者様とすれ違ったときに
「〇〇様、おはようございます!」などと、名前を言って挨拶するのです。
このテストは、大変でした。仕事の部署によって、入居者様の一部の人しか会わないため、
名簿の写真と部屋番号で丸暗記でした。
写真も随分昔の写真で、今の姿とは全然違うので苦労しました。
また、施設の行事も多かったです。行事では職員は仕事の合間に練習して合唱などを発表したり、入居者様を会場まで誘導したり、通常の業務以外の仕事もありました。
このような高いレベルでの接遇面は、有料老人ホームならではの特徴だと思います。
「高いレベルでの接遇面なんて苦手」という方には「きつい」と感じると思いますが、このような環境での仕事をしたい方にはいいと思います。
特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)には、また、違った特徴があります。
勤務する施設や配属される部署によって仕事の内容は大きく違ってきます。
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