美味しい食事は、本来、人にとって一番楽しみなことですよね。
でも、美味しいものを食べて「嬉しい」という感覚を忘れてしまったような方。
食べたくないという方。
スプーンで口に運んでも口を開けてくれない方。
傾眠 傾向の方も。
食事介助といってもいろんな方がおられます。
介護職員はいかに美味しく食べていただけるかを努力しています。
介護の仕事が初めての方には食事介助ってどんな感じなのか?知りたい方に!
私は、施設で食事介助したり、訪問介護で在宅で食事介助したりしたのでその経験を書いていきたいと思います。
施設での食事介助
施設での食事介助は、施設にもよりますが、
一つのテーブルに入居者様6人くらい。職員は2名。
一人の職員で両脇に一名ずつと一人で口に運べる方1名、計3名を担当します。
一人で口に運べる方の様子を見ながら、食事の内容を説明しながら、両脇のそれぞれの方の口にスプーンで食事を入れます。
スムースに飲み込まれるのを確認して、次の1さじを口に入れます。
順調に食事が進めばいいのですが、嚥下障害、むせたりすると大変です。
最初に座る姿勢を確認して、食事をするのに無理のない体勢にします。
1さじ口に入れたら、喉を確認。飲み込んでいるか?口の中に残っていないか確認してから、次の1さじを入れます。
時間がかかるのですが、食堂全体の食事時間内で終わるように努力します。
訪問介護で在宅での食事介助
訪問介護で在宅の方は、一対一ですので、一人の人にしっかり向き合って介助できます。
ベットで寝たきりの方のは、訪問するとまず、オムツ交換する前に、食事を電子レンジなどで温めておきます。
オムツ交換してさっぱりしてから食事します。
むせない様に姿勢を良い状態に起こして、食事の内容を説明しながら、1さじずつ口に入れていきます。
施設と同じで、1さじ口に入れたら、喉を確認。飲み込んでいるか?口の中に残っていないか確認してから、次の1さじを入れます。
口を開けない人の食事介助・傾眠傾向の方
スプーンを口元にもっていっても口を開けてくれない(-_-;)
傾眠傾向の方もいますので、誤嚥(ごえん)の危険性があり、食事介助には注意が必要です。
食べるか食べないかの意思表示ができないと食事を進めるのが難しいですよね。
食べたくないのに、無理やり押し込んではいけませんし、食べたいけど、口がうまく開けられないという方もいるかもしれません。
対話して、様子を見ながら介助しましょう。
食事介助の注意点
・まず安全で正しい姿勢になっていただき、食事用エプロンを付ける。
・利用者様の横に座る。
介助者が立ったままスプーンで口に運んではいけません。咽て大変なことになりがちです。必ず利用者様の横に座って食事介助しましょう。
・食事を始める前に水分を摂っていただく。
スープや味噌汁など水分が多いものから、主食、副食、水分と交互に口元に運びます。
・最後に、食事摂取量を記録し、口腔ケアをします。
食事介助をしている介護職員の声

食事介助って簡単じゃない。新人の頃の業務にガッツリ入っていたけど、毎日憂鬱だった

食事介助は一人に時間をかけても30分。
口を開ける体力がなくなるし、ご飯も冷めて不味くなってしまいます。

2人や3人の食事介助をしながら、他の人が安全に食事できているかを見守って、認知症で立ち上げり頻回の入居者に気を配り、食事中の姿勢が崩れてきたら直して、服薬を間違えない様に行い、記録を記入。
施設では少ない職員で頑張っている!

介護職一年目、食事介助が嫌いだった。
でも、先輩の食事介助から学んだこと。
「今日の夕飯はAさんの大好きなカレーですよ。昼食は少なめにしておきますか?」
Aさんは頷き、昼食は半分で終了。
夕食は自分でカレーをモリモリ召し上がった!
必ずしも、毎食、全量摂取しなければならないことはないんだ!
経験豊富な先輩から学ぼう!
介護職になって年数が浅い介護士は、経験豊富な先輩から学ぶことは、重要です。
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複数の転職エージェントに登録すれば、選ぶ幅も広がります。
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