介護の仕事 辞めたい人の理由を調査してみた!

介護の仕事
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介護の仕事はやりがいを感じながら働くことができる仕事ですが、辞めたいと考える人が多いということもあります。

なぜ辞めたいのか?理由を調べてみると、3つの角度から悩みがありました。

この記事を書いているのは

介護の仕事を始めて20年の介護福祉士スミレです。
有料老人ホームで10年間認知症の方の見守り、
訪問介護で10年、現在もホームヘルパーを続けています。
その経験から、介護に関して感じたことを投稿しています。

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https://www.instagram.com/sumire_kaigo/

介護の仕事 辞めたい人の理由3つ

利用者様、現場は好きなんだけど、この仕事辞めました。
働いてた時の利用者様の事を思い出します。

なぜ辞めたかというと、大きな理由は3っ

 

①人間関係がうまくいかない・・・職員、管理者の質が悪い

②休みが少ない。有給休暇が取れない

③給料が安い

①人間関係がうまくいかない

どこでも多い悩みは人間関係の悪化です。

忙しい介護現場では、みな余裕がなくイライラしていたり、言葉遣いが粗くなったりしがちです。

信頼関係があれば、多少のことは見逃せますが、信頼関係がないと言葉で傷つきますよね。

 

勤務年数が長いベテランが、新人にどのように接するかにより、職場の雰囲気も変わりますね。

上司・管理者・施設長次第で雰囲気はかなり変わる

何より運営側の管理者・施設長の考え方で、働きやすさはかなり変わってきます。

 

ある施設で、最初の施設長は人間的に信頼できる人でした。

300名くらいの入居者様の名前を全部覚えていて、名前で入居者様に声をかけていました。

たとえ、認知症の方にも同じようにお話をされていました。

職員に対しても一人ひとり気にかけていただくので、人気のある施設長でした。

 

でも、人事異動があって施設長が変わってからは一変!

経営を最優先で、いかに経費を削減するか、という考えなので、働きにくくなったのです。

②休みが少ない。有給休暇が取れない

そもそも労働者には有給休暇を取得する権利があります。

会社が、不当な理由で有給休暇申請を拒否するのは、『適正な範囲を超えた業務上の対応』としてパワーハラスメントになる可能性があります。

・人手不足で休みが2週間に1回
・人員不足なんだから、有給休暇なんて取らないで!
こんな会社を変えようとしても無理です。転職を考えましょう。

③給料が安い

介護職の給料がなぜ安いかというと、介護現場は無資格・未経験でも活躍できるので、介護士の専門性を重要視されていないのです。

他の業種と比較すると、給料が安くなっているようです。

職種別の平均年収ランキング
1   看護師 478万円
2   理学療法士 404万円
3   栄養士 345万円
4   歯科衛生士 342万円
5   幼稚園教諭 341万円
6   調理士 339万円
7  介護士 329万円
8   警備員 308万円
9   ホールスタッフ(飲食) 296万円
10 スーパーの店員 251万円
「平成29年賃金構造基本統計調査/厚生労働省」を参考に、当社で算出した推定年収をもとに作成
端数は切り捨て
引用:https://kaigobatake.jp/column/kyuuryou.php

介護士の給料が安い理由としては

・介護保険制度による介護報酬と人員配置の規定があります。

介護事業所は自治体からもらう「介護報酬」の中から、介護士への給料を支給しているため、限られた収入の中から介護士への給料をやりくりすることとなり、給料を上げにくい状況になっているのです。

介護士の給料を上げるには?

・資格を取ってキャリアアップする

・給料の高い施設へ転職する

さらに

政府は介護士の人材確保を目的として介護職員処遇改善加算制度を導入しています。

所属する事業所が介護職員処遇改善加算に申請していれば、介護士の給料は今後も上がることが期待できるでしょう

厚生労働省
令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(2021年5月24日)

 

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