訪問介護 / 一人暮らし緊急時対応

訪問介護
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訪問介護では、利用者様が体調を崩したら、すぐに対応しなければなりません。

この記事を書いているのは

介護の仕事を始めて20年の介護福祉士スミレです。
有料老人ホームで10年間認知症の方の見守り、
訪問介護で10年、現在もホームヘルパーを続けています。
その経験から、介護に関して感じたことを投稿しています。

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顔色悪く、嘔吐。(認知症の方の事故)

T様宅には、一日2回、ヘルパーが訪問していますが、夕方、訪問した時に、異常な状態でした。

認知症の利用者様ですが、顔色が悪く、食欲ないので、調べてみると、間違って洗剤を飲んでしまった様子なんです。

その後、嘔吐したので、救急車を要請し、会社にも連絡、社員も駆けつけて、病院へ搬送。

搬送中に2回嘔吐、意識なくなり、ICUにて気管挿管。

その後、状態が分からなかったのですが、翌日、会社から「死去された」と連絡あったのです。

15年間、毎日、朝と夕方、ヘルパーが交代で訪問し、食事、洗濯、掃除、入浴介助をして、認知症でも一人で平穏な生活が、できていました。

認知症は症状が進むと、今までの生活習慣が分からなくなってしまいます。

トイレの場所が分からない。

ご飯の食べ方がわからない。

リハビリパンツの中の、汚れたパットが、冷蔵庫の中に入っていたこともありました。

15年も過ぎて、認知症がかなり進んでしまったようです。

あっけなく亡くなられてしまうとは、本当に残念なことでした。

「ろれつが回らない」という症状

朝、S様宅へ向かう準備をしているとき、社長から連絡がありました。

社長
社長

ケアマネから、「S様がろれつが回らない。心配なので、ヘルパーが訪問した時、様子を教えてください」と連絡ありましたので、よろしくお願いします。

「ろれつが回らない」ということは、脳梗塞?!

重大な病気をかかえて(動脈瘤)、手術を待っている方なので、何かあったのか?

訪問したら倒れているんじゃないか?

などと、心配しながら、車で30分の道のりを走りました。

S様宅につくと、いつもと変わらない状態です。

会社から、体調が悪いのではないかと連絡がありましたが、大丈夫ですか?

大丈夫だよ。
あー、朝、入れ歯を入れる前に電話があったから、モゴモゴして話にくかったんだ(笑い)

と、いうことでみんな安心しました。

今回は、何事もなくてよかったのですが、いざという時の対応を念頭に入れておかなければなりません。

訪問先で起こりうる 緊急対応が必要な場合

訪問時、転倒、発熱、意識障害などという急変状態に出会うことがあります。

いざ緊急事態が発生したときの連絡先、連絡体制を確認しておきましょう。

・利用者ごとにどこへ連絡するか決められています。「家族、かかりつけ医の連絡先」
・事業所への連絡手順・サービス提供責任者へ連絡
・119番通報の仕方

 

利用者様の状態が、救急車を要請する緊急性のレベルであれば、119番通報します。

<即救急車を呼ぶべき症状>

意識障害
しびれ
激しい頭痛
めまい
ーーー
ろれつが回らない
けいれん
激しい胸の痛み
ーーー
不整脈
チアノーゼ
ショック状態
息苦しくなる
激しい腹痛
急な嘔吐
急な下痢
ーーー
喀血・吐血
突然の下血
誤嚥による呼吸困難
転倒・転落による頭部打撲、骨折
やけど
溺水
熱中症

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緊急時の対応 まとめ

あってはならないことですが、利用者様に異変が生じた際、パニックに陥ることなく、素早く適切に行動できるように日頃から訓練やイメージを繰り返すことが重要になります。

引用:https://e-equal.jp/13724/

訪問介護員として、やるべきことを学びましょう。

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